オールブラックコーデと聞いて、どんなイメージが浮かびますか?
クールで大人っぽいといったプラスの印象を持つ方もいれば、野暮ったく重たいなどマイナスの印象を持つ方もいると思います。
オールブラックコーデはフォーマルにもカジュアルにも着こなせる反面、素材やシルエットひとつで一気にダサくも見えてしまいます。
今回は、似合う服を教えるプロである金光遥が、全身黒コーデ(オールブラックコーデ)をオシャレに着こなす方法を徹底解説します!
パーソナルスタイリスト 金光遥
大学卒業後、話題のパーソナルカラー・骨格・顔タイプ診断サロンに勤務し、わずか半年で責任者に就任。 その後、全国展開の大手イメージコンサルティングサロンと講師契約を結ぶ。名古屋エリアで口コミを20倍に増やした実績あり。歴4年目にして総診断数は3,000名様を超える。 現在はショッピング同行や似合う服を選んで着回すためのスタイリングプログラム「FUKUNIAU」を個人のお客様向けに、独自メソッドの研修プログラムを法人様向けにご提供している。
【資格】 120色カラー診断アナリスト、骨格スタイリングスペシャリスト
一般社団法人日本顔タイプ診断協会 顔タイプアドバイザー1級
全身黒コーデ(オールブラック)がダサく見える3つの原因
全身黒コーデは、スタイリッシュやクールな印象を与える一方で、一歩間違えると野暮ったく見えてしまうことがあります。
ここでは、黒コーデがダサく見えてしまう3つの原因と、それぞれの解決策をご紹介します。
ダサ見え原因1.全体的に重く野暮ったい印象になりやすい
黒はこの世に存在している色の中で最も暗く、色味を感じない色とされています。
黒が似合いやすいブルーベース(通称ブルベ)や、パーソナルカラーがウィンター(通称ブルベ冬)やオータム(通称イエベ秋)タイプなどそもそも暗い色が似合う人は着こなせるものの、それ以外のタイプは重たく暗い印象になりやすいです。
解決策
パーソナルカラー診断を受けて、自分はそもそも黒が似合うのかを把握しておきましょう。
また、ファッションコンサルを受けて似合うテイストを把握すると、カジュアルな印象のブラックコーデがいいのか、クールな印象のブラックコーデがいいのか、自分に合った系統のコーディネートが組めるようになります。
野暮ったい印象になる時のおしゃれに着こなすコーディネート例
同じ黒スラックスでも、Tシャツを合わせるとカジュアルに、サマーニットを合わせると綺麗めな印象になります。
参照画像元:GLOBAL WORK もちもちストレッチビッグシルエットカットソー
ダサ見え原因2.色でメリハリをつけられないため、手抜き感のある印象になりやすい
オールブラックコーデはその名のとおり単色のコーディネートなので、上下とも同じ素材で組み合わせると手抜き感のある印象になりやすいです。
ニットやスエードなどのマットな素材も同様に、ぼんやりとした印象になってしまう可能性があります。
解決策
素材感をミックスし、メリハリをつけましょう。
トップスは光沢を感じるポリエステル素材、ボトムスはマット感のある綿素材にするなど、上下で素材の組み合わせを変えてみてください。
手抜き感が出る場合の、おしゃれに着こなすコーディネート例①
光沢のあるポリエステル素材のと、ボトムスはマット感のある綿素材のパンツを合わせたコーディネート。異素材ミックスなコーデで簡単におしゃれ見えが叶います!
参照画像元:PLST チュールドッキングプルオーバー 124201135
手抜き感が出る場合の、おしゃれに着こなすコーディネート例②
コーデにメリハリをつけるため、シルエットを意識するのもgood!
こちらも手軽におしゃれ見えが叶います。
全体的に細長いシルエット(通称Iライン)は、少し手抜き感のある印象に。
Yライン(上半身にボリュームがあり、下半身が細長いシルエット)、またはAライン(上半身が細長く、下半身にボリュームがあるシルエット)を意識しましょう。
Yライン(上半身にボリュームがあり、下半身が細長いシルエット)のコーディネート
参照画像元:UNIQLO コットンリラックスアンクルパンツ
Aライン(上半身が細長く、下半身にボリュームがあるシルエット)のコーディネート
参照画像元:INED キレイめカーゴパンツ
ダサ見え原因3.顔まわりが地味に見えやすい
黒は誰もが似合う色だと思われがちですが、明るい色が似合うスプリング(通称イエベ春)タイプやサマータイプ(通称ブルベ夏)は黒が苦手です。
顔まわりに持ってくると年齢が上がって見えるなどマイナスな印象になりがちです。
解決策
女性はリップ・チークをしっかりつけて顔色をよく見せる、男性は前髪を上げるなどして軽やかな雰囲気を出すと印象がガラッと変わります。
また、顔まわりにアクセサリーを持ってくると華やかさをプラスできます。
光沢のあるホワイトシルバーやゴールドのネックレスやピアスがおすすめです。
顔周りが地味に見えやすい場合におすすめのアクセサリー
画像参照元:LA VORAGINE アレルギー対応3重ピアス
画像参照元:【apresjour mignon×ARIAZ】ミニモチーフネックレス
オールブラックコーデをオシャレに着こなすポイント
異なる素材同士を組み合わせる
黒い服といってもさまざまな質感やデザインがあります。シアーで透け感のあるトップスを光沢を感じるポリエステル素材、ボトムスをマット感のある綿素材にするなど、上下で素材の組み合わせを変えてみてください。
光沢のある素材とマットな素材を組み合わせることで、メリハリがついて簡単におしゃれな印象を演出できます。
画像参照元:PLST ジャカードフレアスカート
シルエットでメリハリをつける
全身黒コーデは、色でメリハリがつけられないためシルエットが重要です。あらかじめレイヤードになっているデザインを選ぶのも手軽におしゃれ見えが叶うのでおすすめです。
Iラインはシンプルで単調な印象をあたえてしまうため、AラインやYラインなどメリハリのあるシルエットを意識しましょう。
小物でカラーを取り入れる
靴やバッグなど、小物に黒以外のカラーを取り入れることで、全体の印象が軽くなります。
フォーマルで上品な印象にしたい場合はベージュやグレーなどくすみカラーの小物を、カジュアルでラフな印象にしたい場合はブラウンやアイボリーを取り入れるのがおすすめです。
リップやチーク、アクセサリーを身につけて華やかさをプラス
イエベ春やブルベ夏など、明るい色が似合う方は自分に似合うリップをつけましょう。
また、光沢の強いアクセサリーを身につけることで、華やかさをプラスできます。
画像参照元:【apresjour mignon×ARIAZ】ミニモチーフネックレス
ファッションコンサルを受けて似合うタイプを把握する
診断を受けると、自分に似合う色や素材の質感が明確になります。
パーソナルカラー診断は似合う色味が明確になるので、黒が似合うかどうかわかります。黒が苦手になった場合は顔周りのトップスではなくボトムスに黒を持ってくるなどして着こなしましょう。
骨格診断は似合う素材の質感が明確になるので、黒の中でも綿素材がいいのかポリエステル素材が良いのかわかります。自分に合う素材の黒を身につけるだけで一気に似合う度は変わります。
トップスかボトムスのどちらに黒を持ってくるのか
どんな素材の黒を着るのか
診断やファッションコンサルを使って明確にし、黒を素敵に着こなしましょう!
まとめ
全身黒コーデは、異素材ミックス、シルエットを意識、似合うテイストの把握、アクセサリーを取り入れる、テイストの統一感、自分に似合う色などに注意することで、オシャレに着こなすことができます。これらのポイントを参考に、ぜひ自分らしい全身黒コーデを楽しんでください。