「クローゼットは服でいっぱいなのに、毎朝『着ていく服がない』と悩んでしまう……」そんな経験はありませんか?
着回ししやすいワードローブを作るには、ただ服の枚数を減らすだけではありません。自分のライフスタイルに必要な服を把握し、自分に似合う服の軸を知ったうえで、手持ち服を整理し、組み合わせやすいワードローブを作ることが大切です。
また、一度整えたワードローブを長く活用するためには、収納方法や買い物のルールを決めておくことも重要です。
ここでは、ワードローブ整理の考え方も取り入れながら、少ない服でもおしゃれを楽しめる「着回しワードローブ」の作り方を7つのSTEPに分けて紹介します。
- 着回しワードローブは、ライフスタイルや着用シーンを整理し、今の自分に必要な服を把握することから始める
- パーソナルカラー・骨格タイプ・顔タイプなどを参考に「似合う軸」を作り、手持ち服を「残す・保留・手放す」に仕分ける
- ベーシック服を着回しの土台にし、手持ち服と2〜3パターン以上組み合わせられるかを確認してから必要な服だけを買い足す
- 手持ち服コーディネートを活用すれば、今ある服の新しい組み合わせを見つけながら、少ない服でも着回しの幅を広げられる
パーソナルスタイリスト 金光遥
大学卒業後、話題のパーソナルカラー・骨格・顔タイプ診断サロンに勤務し、わずか半年で責任者に就任。
その後、全国展開の大手イメージコンサルティングサロンと講師契約を結ぶ。名古屋エリアで口コミを20倍に増やした実績あり。歴4年目にして総診断数は3,000名様を超える。 その後独立し、サービス開始2年でショッピング同行実績は1,000名様以上。
現在は服レスキュー運営に加えて、企業様向けに研修やイベントをご提供している。【資格】 120色カラー診断アナリスト、骨格スタイリングスペシャリスト
一般社団法人日本顔タイプ診断協会 顔タイプアドバイザー1級
目次
STEP1:ライフスタイルと着用シーンを整理する

まずは、今の自分がどのような生活をしていて、どんな場面で服を着るのかを整理しましょう。
たとえば、
- 仕事・通勤
- 日常・カジュアル
- お出かけ・会食
- 旅行
- セレモニー・特別なイベント
など、自分の生活に合わせて着用シーンを分類します。
さらに、「週に何日仕事用の服が必要なのか」「休日はどのような服を着るのか」「旅行にはどのくらい行くのか」など、普段の生活を具体的に振り返ってみましょう。
たとえば、在宅勤務が多い人と毎日オフィスへ通勤する人では、必要な服は異なります。旅行が多い人なら、シワになりにくく、さまざまなシーンで着回せる服が必要になるでしょう。
このように、現在のライフスタイルと着用シーンを整理することで、自分にとって必要なワードローブの方向性が見えてきます。
STEP2:パーソナルカラー・骨格タイプ・顔タイプを参考に「似合う軸」を作る

必要な服や着用シーンが見えてきたら、次は自分に似合う色・素材・シルエット・デザインの傾向を把握しましょう。
着回ししやすいワードローブを作るには、「なんとなく好き」という感覚だけで服を選ぶのではなく、自分に似合う軸を持っておくことも大切です。
パーソナルカラーを参考にメインカラーを決める

パーソナルカラーを参考に、自分に似合いやすい色を把握しておくと、服選びの基準を作りやすくなります。
特にトップスやアウターなど、顔周りにくる服はパーソナルカラーを意識するとよいでしょう。
一方、ボトムスは黒・ネイビー・グレー・ベージュなどのベーシックカラーを中心にし、バッグや靴などの小物で好きな色を取り入れる方法もあります。
「似合う色を知る」→「ワードローブのベースカラーを決める」→「好きな色をアクセントにする」という流れにすると、着回しと自分らしさを両立しやすくなります。
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骨格タイプを参考に素材やシルエットを選ぶ

骨格タイプでは、体の厚みや重心、骨格の特徴などから、似合いやすい素材やシルエットの傾向を知ることができます。
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骨格診断や顔タイプ診断、パーソナルカラー診断を受けることで、自分に似合うファッションが明確になります。
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骨格ストレート
適度なハリと厚みがあり、上品な質感の素材が得意とされます。
- コットン
- ウール
- カシミヤ
- レザー
- ハリのあるジャージー素材
など、きれいな形を保ちやすい素材が取り入れやすいでしょう。
骨格ウェーブ
薄手で柔らかく、軽やかな素材が得意とされます。
- シフォン
- とろみ素材
- サテン
- 柔らかなニット
- レース
など、体のラインに優しく沿うような素材が馴染みやすい傾向があります。
骨格ナチュラル
ざっくりとした質感や天然素材など、存在感のある素材が得意とされます。
- リネン
- コットン
- ツイード
- ローゲージニット
- コーデュロイ
- デニム
- スエード
など、素材そのものに表情があるアイテムを取り入れやすい傾向があります。
ただし、骨格タイプはあくまで服選びの目安です。顔立ちやパーソナルカラー、好み、ライフスタイルなどによって似合う服は変わるため、実際に着たときのバランスや着心地も確認しましょう。
顔タイプを参考にデザインを選ぶ

顔タイプは、顔立ちの印象に調和しやすい服のテイストやデザイン、柄などを知るための目安です。
骨格タイプが「身体のラインをきれいに見せる素材やシルエット」を考えるのに対して、顔タイプは「顔立ちに馴染むデザイン」を考えると分かりやすいでしょう。
顔タイプでは、主に「子ども顔か大人顔か」「直線的な要素が多いか、曲線的な要素が多いか」という2つの軸から、似合いやすいファッションテイストを考えます。
たとえば、顔立ちに丸みがあり曲線的な印象の人は、花柄やドットなど、丸みのある柄や女性らしいデザインが馴染みやすい傾向があります。
一方、直線的でシャープな印象の人は、ストライプや幾何学柄など、直線的なデザインが調和しやすい傾向があります。
また、子ども顔は小さめの柄、大人顔は存在感のある柄が比較的取り入れやすいとされるなど、顔の印象によって似合いやすい柄の大きさにも違いがあります。
たとえば、顔タイプごとの傾向としては、
| 顔タイプ | 似合いやすいデザイン・柄の傾向 |
| キュート | 小花柄、ドット、ギンガムチェックなど可愛らしい柄 |
| アクティブキュート | 大きめの花柄、存在感のあるチェック、ポップな柄 |
| フレッシュ | 細めのストライプ、ボーダー、ギンガムチェックなど爽やかな柄 |
| クールカジュアル | 幾何学柄、太めのストライプなど直線的な柄 |
| フェミニン | 大きめの花柄、ボタニカル柄、ペイズリーなど華やかな柄 |
| ソフトエレガント | 小花柄、小紋柄など繊細で上品な柄 |
| エレガント | 大きな花柄、アニマル柄など存在感のある柄 |
| クール | 幾何学柄、ストライプ、千鳥格子などシャープな柄 |
といったように、それぞれ得意とされる傾向があります。
詳しくは、以下の関連記事をご覧ください!
関連記事:【顔タイプ別】似合う柄の選び方を画像つきでプロが徹底解説
ただ、「私はこのタイプだから、この服しか着てはいけない」というルールではありません。自分の顔立ちと服のテイストを合わせることで、全身に統一感を出しやすくするための目安として考えるのがおすすめです。顔タイプ診断は、似合う服のテイストだけでなく、柄やアクセサリーの大きさなどを考える際にも活用できます。
STEP3:手持ち服をすべて出して「残す・保留・手放す」を仕分ける

自分に似合う色や素材、シルエット、デザインの傾向が分かったら、その基準を使って手持ち服を整理します。
クローゼットや収納スペースから服をすべて取り出し、一着ずつ確認してみましょう。
チェックするポイントは、
- 今の自分に似合っているか
- 今も着たいと思うか
- サイズは合っているか
- 着心地に問題はないか
- 今のライフスタイルに合っているか
- 手持ちの服と組み合わせやすいか
- 長期間着ていない服ではないか
- 似たような服を複数持っていないか
などです。
いきなり「要・不要」の2択にするのではなく、「残す・保留・手放す」の3つに分けると判断しやすくなります。
残す服
STEP2の「似合う軸」に当てはまる服です。
保留する服
「この服は好きだけれど、何と合わせればいいのか分からない」という場合は、服そのものではなく、コーディネートに原因がある可能性があります。
そのため、着ていないからといって、すぐに手放す必要はありません。
まずは手持ち服と組み合わせてみて、本当に必要のない服なのか、それとも着こなし方を知らないだけなのかを確認しましょう。
こうした服は、すぐに処分するのではなく、手持ち服とのコーディネートを考えてから判断してもよいでしょう。
手放す服
サイズが合わない、傷みが目立つ、今後も着る可能性が低いなど、明らかに出番がない服です。「痩せたら着よう」「いつか流行が戻ったら着よう」と長期間着ていない服も、一度見直してみましょう。
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STEP4:ワードローブの適正量とバランスを考える
手持ち服の仕分けができたら、次はどのくらいの量を持つのかを考えます。
服が多すぎると、一着一着を把握しにくくなり、「服はたくさんあるのに着る服がない」という状態につながります。
一方で、必要な服まで減らしすぎると、着回しが難しくなることもあります。
そのため、単純に「何着まで」と決めるのではなく、
- トップスとボトムスのバランス
- 仕事と休日の服の割合
- 季節ごとの必要量
- お出かけや旅行など特別なシーンの服
- 洗濯やクリーニングの頻度
などを考えながら、自分にとっての適正量を決めましょう。
ハンガーに掛ける服は、服同士を詰め込みすぎず、すべて見渡せる程度の余裕を持たせることも大切です。
「クローゼットのハンガーバーの長さを3cm(センチ)で割る計算は、服をきれいに収納するための「服の適正量(かける枚数の目安)」を出す方法もありますが、これはあくまで目安。服の厚みやクローゼットの大きさによって適量は変わります。
大切なのは、収納できる量ではなく、快適に管理できる量にすることです。
STEP5:着回しの土台となるベーシック服を揃える

ワードローブの量とバランスを考えたら、次は着回しの土台となる服を揃えます。
おすすめは、主役級の服ばかりを集めるのではなく、何と組み合わせても使いやすいベーシック服を土台にすることです。
たとえば、
- シンプルなブラウスやシャツ
- 着回しやすいスラックス
- ベーシックなカーディガン
- シンプルなジャケット
- 合わせやすいアウター
などです。
デザインや色柄が凝った「100点の服」は、1枚でコーディネートが完成する一方、組み合わせが限定されることがあります。
それよりも、どの服とも合わせやすい「70点くらいの服」を揃えておくと、手持ち服の組み合わせを増やしやすくなります。
ベーシック服を土台にして、柄物やデザイン性のある服をアクセントとして加えると、少ない服でもさまざまなコーディネートを作りやすくなります。
STEP6:手持ち服との組み合わせを考えて買い足す

ワードローブに新しい服を追加するときは、「可愛いから」「セールで安いから」という理由だけで購入しないことも重要です。
一目で気に入った服を見つけても、
「手持ちのパンツと合わせられる?」
「仕事にも着られる?」
「休日のお出かけで使える?」
など、具体的な着用シーンを考えてみましょう。
さらに、手持ちの服と2〜3パターン以上のコーディネートを作れるかを購入前に確認するのもおすすめです。
組み合わせがほとんど思い浮かばない服は、いったん購入を見送る。
このルールを作ることで、着回しにくい服が増えるのを防ぎやすくなります。
また、買い物の前には一度クローゼットを確認し、すでに似たような服を持っていないかチェックしましょう。
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STEP7:実際に着回して、ワードローブを調整する

ワードローブを整えたら、実際にコーディネートを組んで着てみましょう。
実際に着てみることで、購入前には分からなかった「使いやすさ」や「着回しやすさ」が見えてきます。
たとえば、
- 思ったより組み合わせが少ない
- 特定の服ばかり出番が多い
- 仕事用の服が足りない
- 似たような服が多い
- 着心地がよく自然と手に取る服が分かった
などの気づきがあれば、次の買い物やワードローブ整理に反映しましょう。
また、どれだけ似合う服でも、生活に合わなければ出番は減ってしまいます。
たとえば、
- アイロンがけが苦手なのにシワになりやすい服
- 自宅で洗濯したいのにお手入れが難しい服
- 収納スペースが少ないのにかさばる服
- 動きやすさが必要なのに窮屈な服
などです。
「似合う」「可愛い」だけでなく、着心地・お手入れ・収納・着用頻度まで含めて、自分の生活に合っているかを確認しましょう。
実際に着て、必要に応じて服を入れ替えていくことで、自分にとって本当に使いやすいワードローブが完成していきます。
着回しできるワードローブを作るコツ
せっかくワードローブを整えても、服が増え続けてしまえば、また「着る服がない」状態に戻ってしまいます。
そこで、整理した状態を維持するためのルールを作りましょう。
ハンガーや収納を工夫して「見える化」する

着回しをしやすくするには、手持ち服を把握しやすい状態にすることが大切です。
クローゼットを開けたときに、どんなアイテムを持っているのか一目で分かるようにしておきましょう。
引き出しの中は平積みにせず、衣類を立てて収納すると、上から全体を見渡せます。
また、ハンガーを統一したり、アイテムごとにまとめたりするのもおすすめです。
「1つ買ったら、1つ手放す」を意識する
ワードローブに新しい服を追加するときは、「1つ買ったら、1つ手放す」というルールを作るのもおすすめです。
「この服を買うなら、今持っているどの服を手放す?」と考える習慣をつけることで、本当に必要な服を慎重に選びやすくなります。
「アイテムの立ち位置」まで考えて仕分ける
「自分に似合うから」という理由だけで、同じようなアイテムばかり買うのも注意したいポイントです。
「襟付きの服が似合うからシャツばかり増えてしまう」「黒が好きだから黒いトップスばかり持っている」というように、気づかないうちに同じ役割の服が増えていることがあります。
新しい服を買う前に、「すでに同じ役割の服を持っていないか」を確認しましょう。
手持ち服コーディネートで、今ある服をもっと活用
「手持ち服はたくさんあるのに、いつも同じ組み合わせになる」「似合う服は分かっても、着回し方が分からない」という場合は、手持ち服コーディネートを利用するのも一つの方法です。
ご自宅に伺い、手持ち服の似合う・似合わないを判断し、年間を通して手持ち服でコーディネートを作成します。
1時間で最低15コーデ以上のご提案が可能なので、今ある服を活かして着回しの幅を広げたい方にもおすすめです。
「新しい服を買わないと着回しが増えない」と思っていても、実際に手持ち服を組み合わせてみると、今まで着ていなかった服の新しい活用方法が見つかることがあります。
また、手持ち服でコーディネートを作ることで、「自分には何が足りないのか」も明確になります。
新しい服を買い足す前に、まずは今持っている服を活かしてみる。
それだけでも、ワードローブの可能性は大きく広がります。
〜手持ち服をもっと活かして、毎日のコーディネートを楽しみたい方へ〜
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「服はたくさんあるのに、いつも同じコーディネートになってしまう」「気に入っている服をもっと活用したい」「手持ち服の組み合わせ方が分からない」といった方におすすめです!
1時間で最低15コーデ以上のご提案が可能なので、今ある服を活かしながらコーディネートの幅を広げたい方にもぴったりです♪ショッピング同行との組み合わせも可能です◎
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着回しワードローブは「服を減らす」だけでは作れない
着回ししやすいワードローブを作るには、単純に服の枚数を減らせばよいわけではありません。
まずは自分のライフスタイルと着用シーンを整理し、パーソナルカラー・骨格タイプ・顔タイプなどを参考に、自分に似合う服の軸を作ります。
そのうえで手持ち服を見直し、必要な服を残し、ワードローブの適正量とバランスを考えます。
そして、着回しの土台となるベーシック服を揃え、手持ち服との組み合わせを考えながら必要なものだけを買い足していきましょう。
実際に着てみたら、出番の少ない服や足りないアイテムを見直し、収納や買い物のルールを決めて状態を維持します。
「必要な服を知る」→「似合う軸を作る」→「整理する」→「量を整える」→「土台を作る」→「買い足す」→「実際に着る」→「維持する」
この流れを意識すれば、「服はたくさんあるのに着る服がない」という状態から、少ない服でも自分らしく楽しめる着回しワードローブに近づけます。
まずはクローゼットの中を一度見渡し、今の自分の生活に本当に必要な服から整理してみましょう。

